「エキゾチックアニマル」とは
ハミング動物病院では「すべての動物に平等な医療」を理念に、エキゾチック動物医療にも全力を注いでおります。
「Exotic Animal」とは獣医療では犬猫を除くすべての動物を一言で表しています。日本ではエキゾチック動物医療の標準化はいまだ進まず、一部の施設(獣医師)が専門的に行っているのが現状です。
飼育指導をはじめ各種臨床検査を用いた系統だった獣医学的アプローチのもと、正しい診断・治療をご提供できるよう日々努めております。
多くのエキゾチック動物はその生物学的性質により病気を隠す習性があります。またこれまで信仰されてきた飼育方法が大きな間違いであったり、一見健康と思われている動物が実は大きな病気にかかっているということによく遭遇します。
まずはお気軽に健康診断に御来院ください。
「お願い」
円滑かつ安全に診療できるよう、お越しの際はキャリー/プラケース/ネットなど動物の体に適した移動手段をご利用くださいますようお願い申し上げます。
適切な移動方法がご不明の方は、お電話にてお問い合わせください。
診療動物
●哺乳類:
フェレット,フェネック,ウサギ,モルモット,チンチラ,デグー,プレーリードッグ,ジリス,リス,ハムスター,マウス,ラット,モモンガ,フクロモモンガ,ハリネズミ,スナネズミ,ミニブタ(ポットベリー),ロリス,リスザル,マーモセットなど
●鳥類:
セキセイインコ,オカメインコ,ラブバード(コザクラインコ,ボタンインコ),ブンチョウ(文鳥),ジュウシマツ(十姉妹),フィンチ,カナリア,その他小鳥
九官鳥,アヒル,ニワトリ(鶏)
中型鳥,大型鳥など
●爬虫類:
<カメ>
ヌマガメ:
ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ),クサガメ,イシガメ,キバラガメ,チズガメなど
水棲カメ:
スッポン,スッポンモドキなど
リクガメ:
ホルスフィールド(ロシアリクガメ),ギリシャリクガメ,ヘルマンリクガメ,ケヅメリクガメ,ヒョウモンリクガメ,ホシガメ,エロンガータリクガメ,アカアシガメ,ハコガメ,アルダブラゾウガメなど
<トカゲ>
フトアゴヒゲトカゲ,グリーンイグアナなど
カメレオン
ヤモリ,ヒョウモントカゲモドキ,ニシアフリカトカゲモドキなど
<ヘビ>
ボールパイソン,コーンスネーク,キングスネーク,その他無毒ヘビに限る。
爬虫類は消化管内寄生虫にかかっている場合がほとんどです。罹患している場合は駆除を推奨しております。
検便のため糞を持参ください。
●両生類:
イモリ,サンショウウオ,メキシコサラマンダー(ウーパールーパー)
カエルなど
●その他:
※掲載している動物種はごく一部です。記載のない動物/特殊動物はお電話にてご確認ください。
爬虫類・両生類の苦手な方もいらっしゃいますので、診察を希望される方はご予約をお願いいたします。
診療動物にない動物でも飼い主様のご協力のもと可能な限り対応させていただきます。お電話にてご相談ください。
診療内容
●一般診療:
ホームドクターとして獣医学的な観点からの飼育指導/管理に始まり、診断・治療に至るまで一貫した診療を行っております。
また地域のセカンド・オピニオンとしてより専門的な診療も行っております。
→病気については院長ブログをご覧ください。
●予防接種:
<フェレット>
ジステンパーウイルス感染症 →フェレットのワクチンについて
●寄生虫予防:
<フェレット>
フィラリア →犬糸状虫症(フィラリア症)の予防について
<全般>
ノミ,マダニ,疥癬,ツメダニ,消化管内寄生虫(原虫,線虫,条虫,吸虫)
●各種検査:
<院内検査>
迅速に適切な処置を行い動物がいち早く苦痛から解放されるよう、リアルタイムで病態の把握を行います。
血液検査:
完全血球計数/血液化学検査/血液凝固検査/甲状腺ホルモン検査T4
尿/便検査/そのう液検査
尿化学検査,沈渣細胞診,消化管内寄生虫検査,消化能検査
画像診断:
レントゲン検査,超音波エコー検査,内視鏡検査
心電図検査:
眼科検査:
スリット検査,涙液量検査,角膜検査,眼圧測定,眼底検査,超音波検査,細胞診
皮膚科検査:
搔爬検査,微生物検査,抜毛検査
細胞診:
微生物学的検査:
その他各種検査
<外注検査>
抗体検査
★ウサギ:
エンセファリトゾーン症
★フェレット
アリューシャン病,ジステンパー
★鳥類
○遺伝子検査
感染症:
オウム類の嘴-羽毛病PBFD,セキセイインコのヒナ病BFD,アデノウイルス感染症,
ヘルペスウイルス,クラミジア(オウム病),マイコプラズマ,サルモネラ,
鳥抗酸菌,ボルデテラ,ヘリコバクター,カンジダ,アスペルギルス症,クリプトコッカス
雌雄鑑別:
その他各種検査
●避妊去勢手術:
ウサギ →ウサギの避妊去勢手術
モルモット
フクロモモンガ
ハリネズミ
ミニブタ(ポットベリー)
その他
●歯科/口腔外科
<予防>
歯石除去(スケーリング)
<治療>
ウサギ,モルモット,チンチラ:不正咬合,下顎膿瘍(根尖膿瘍),切歯/臼歯抜歯
うさぎの不正交合処置:ほとんどのうさぎは全身麻酔なしでトリミングが可能です。
当院では特別な理由がない限り、専用器械を用い無麻酔で安全かつ短時間で処置を行っております。
プレーリードッグ,ジリス,リス:仮性歯牙腫(シュードオドントーマ・オダントマ)
鳥類/カメ:クチバシトリミング
●外科手術:
<軟部外科>
例)
循環器
呼吸器
肝臓
消化器:毛球症,腸閉塞(異物,誤飲),リンパ腫
泌尿器:腎結石,尿管結石,膀胱結石,尿道結石
生殖器:前立腺膿瘍,帝王切開,卵塞,ウサギ,モルモット,ハリネズミの卵巣子宮疾患,
鳥類の卵管疾患/腹壁ヘルニア
内分泌:フェレット副腎疾患,インスリノーマ
腫瘍:ハムスターの巨大腫瘍
その他
<整形外科>
一般骨折,脱臼/股関節脱臼,膝蓋骨脱臼など
<神経外科>
椎間板疾患
★爬虫類(カメ・トカゲ・ヘビ),両生類,および鳥類の開腹手術などをはじめとして幅広く対応しております。
レーザー手術
動物にとってより安全な麻酔,より痛み/苦痛のない手術を心がけております。
●化学療法(抗癌剤)
ウサギ,フェレット,ハムスター,プレーリードッグ,ハリネズミ,鳥類,爬虫類のリンパ腫など抗がん剤の使用が有効な腫瘍には、積極的に化抗がん剤治療を行っております。
●健康診断:
病気の早期発見・早期治療だけが目的ではありません。動物の現在の健康状態を知ることにより食生活,生活環境の改善により病気を未然に防げる場合があります。また健康時の各種検査データは疾病時との比較に大変有用なものとなります。検診内容は動物種・年齢などにより最適なものをご提案いたします。
鳥類の健康診断 :鳥類は病気を隠してしまうことがほとんどです。
定期的な診察で健康状態を把握しておくことが重要です。
→鳥類の健康診断へ
フェレットドック:4歳以上のフェレットは隠れた病気が多く認められます。
少なくとも年に一度は受けられることを強くおすすめいたします。
→フェレットドックへ
ラビットドック :年に1回は健康診断を受けましょう。
不妊手術を受けていない3歳以上のウサギさんには特に重要です。
→ラビットドックへ
その他の動物:
●マイクロチップ:
動物種によっては法律で義務化されているものがあります。
→マイクロチップの詳細
●シャンプー/トリミング:
爪きり、耳そうじ、嘴(クチバシ)のトリミング、羽切りなど
→シャンプー・トリミングへ
その他
●飼育指導
爬虫類の立上げ,駆虫,代謝性骨疾患(MBD)
鳥の発情過多(産卵過多,発情抑制)などもご相談ください。
●入院施設
エキゾチック専用の入院室,超小型動物/鳥類専用温室を設けております。
動物のストレスや不安を少しでも解消できるよう努めております。
●ホテル
健康な子はもちろんのこと、高齢の子、持病をおもちの子も責任を持ってお預かりいたします。
いずれの動物も経験豊富な獣医師が管理いたします。
通常のペットホテルよりも安心してご利用可能と思われます。
受付/電話にてご予約をお受けいたします。→ペットホテルについて
●動物病院専用食/療法食:
健康時、疾病時いずれも良質かつ適切な食事を摂取することで、健康を維持できます。
体調に最適なお食事をご提供いたします。
→詳しくはこちらをご覧ください