鳥類の健康診断
目的
飼鳥は飼い主すら欺く名役者です。突然死や病気に気づいてから最期を迎えるまでとても短かった経験はありませんか?
鳥類はいつも一緒に生活していても、どんなに慣れ親しんでいても病気を隠してしまうことがほとんどです。
定期的な診察で鳥さんの健康状態を把握しておくことはすごく重要です。
検査内容は以下の通りです。
検査内容
問診・視診・聴診・触診・体重測定・便検査に加え、
状態に応じてレントゲン検査、そのう検査、血液検査や各種感染症検査を行います。
※熟練した獣医師が最もストレスがない方法で素早く診察を行います。
お迎え前の健康診断
通常販売されている動物は健康であるものと何の疑いも持つことはないと思いますが、こと鳥さんに関しては致死的な病原体を隠し持っていることが多く、新しいおうちに迎えて間もなく発症し死に至るケースによく遭遇します。
そんな事態を避けるためにも購入後、その足であるいは数日以内に検診を受けることが重要です。もしも病気を持っていたら発症する前から、治療することができます(早期発見/早期治療)。
また個々の鳥さんの体調にあった適切な飼育指導を獣医師より提供することができます。
※一回の健診で全てを検出できるとは限りませんので、定期的な受診をオススメします。
バードドック
視診、触診、検便、そ嚢検査を基本とします。
※以上の結果によっては追加検査としてレントゲン検査、血液検査、病原体検査などをご提案させていただきます。
自宅での体調管理
鳥類の体調の変化をいち早く検出するために重要なことは、朝一番で毎日体重を測定することです。
飼い主さんから見て、元気そうに見えたとしても少しずつ体重が減っているようであれば、体調不良のサインです。そんな時も受診のタイミングです。
来院時は鳥かごではなく、プラケースなど小型で脱走の恐れのない容器に入れてお越しいただくようお願いいたします。スムーズな診察を可能とし、鳥へのストレスを最小限抑えられます。